WordPress構築に挑戦

挑戦体験記

どーも、捌零式(はちぜろしき)です。ハロにちは。
前回は、ChatGPTと一緒にブログを始めることを決め、
AIと“二人三脚”で進める面白さについて書きました。

今回はいよいよ、実際にサイトを立ち上げてみた話です。
普段からIT開発に携わっている自分にとっても、
「自分のために環境を構築する」という体験は、
思っていた以上に新鮮で、いろいろな気づきがありました。


⚙️ 第一章:数年ぶりに“手を動かす”

私はIT業界で働いており、もともとはプログラマでしたが、
今はプロジェクトマネージャーとしてプロジェクト全体を管理する立場です。
気づけば、実際に手を動かしてコードを書いたり設定を触ったりする時間は、
ほとんどなくなっていました。

そんな中で始めたこのブログ構築は、久しぶりに“現場の手触り”を思い出させてくれる時間でした。

最初は「日記サイトにログを残せたらいいかな」くらいの軽い気持ちでしたが、
ChatGPTに相談しながら進めていくうちに、
気づけば サーバー契約からドメイン設定、テーマ選定まで一気通貫で流れが見える ようになっていました。

ChatGPTが提示してくれたのは、単なる手順ではなく、
「なぜその手順が必要なのか」「どの順番でやるとスムーズか」という“設計図”のような流れ。
そのおかげで、手を動かすことへの不安がほとんどなく、
まるでナビを見ながら目的地へ向かうような感覚でした。

お名前ドットコムですでにドメインとサーバーを持っていましたが、
AIの提案で別環境にするメリットを理解し、
新しくXserverで契約して構築することにしました。

Xserverでサーバーを契約し、SSLを有効化して独自ドメインを紐づける。
特別なことをしているわけではないのに、
自分の環境が少しずつ形になっていく過程が本当に楽しい。

そして、画面に「Hello World!」が表示された瞬間、
どこか懐かしさと達成感が入り混じる感覚がありました。

効率や自動化とは真逆の“手作業”のプロセス。
けれど、それが妙に心地よかったのです。


🧠 第二章:Cocoonという優れた“設計思想”

テーマも最初は「無料でいいんじゃないか」ということで、Cocoonを採用しました。
無料とは思えないほど機能が充実しており、エンジニア視点で見ても構造が明確です。

タブ構成の整理、設定UIの分かりやすさ、
そしてSEOやパフォーマンス面までしっかりと網羅されている。

ChatGPTに「このテーマの特徴は?」と尋ねると、
すぐにメリット・デメリット・他テーマとの違いを一覧で出してくれたのも助かりました。
自分でネットを横断的に調べる手間がなく、
比較検討が数分で完了するのは正直ありがたかったです。

久々に「このテーマはどう動いているんだろう?」とソースを追いかけてみたとき、
どこか懐かしい“技術者の好奇心”が戻ってくるのを感じました。

開発現場を離れて久しい自分にとって、
「構造を理解しながら動作を確かめる」という行為そのものが、
まるで筋トレのように刺激的でした。


💡 第三章:AIと作るという新しい体験

今回の構築では、AIをサポート役として活用しました。
手順の確認や設定の優先順位だけでなく、
「どの部分を自分で考えるべきか」までを整理してくれる存在。

自分が考えている方向性をAIに説明し、それを文章化する過程で頭が整理される。
AIが提示する手順や提案を、自分の経験と照らし合わせながら取捨選択していく。
それは、チームメンバーとレビューやブレストをしている感覚に近いものでした。

ブログを“作業”として進めるのではなく、
「AIと一緒に設計していく」という意識で取り組むと、
圧倒的にストレスが減り、作業効率も上がる。
これは正直、 ChatGPTなしでは成り立たなかったスピード感 でした。


🚀 結び:原点回帰と、AIがもたらす新しい制作体験

プロジェクトマネージャーとして働いていると、
日々の業務は「人」「スケジュール」「品質」の管理が中心になります。
もちろんそれは大切な仕事ですが、
一方で“ものを作る実感”は少しずつ遠ざかっていくものです。

自分がプログラマーを目指したきっかけは「カッコいいから」という単純な理由でした。
気づけばいつの間にか、プログラマーではなくプロジェクトマネージャーになり、
「自分が本当にやりたかったことは何だったんだろう」と思う瞬間も増えました。

今回、自分のブログを立ち上げるという作業を通じて、
その“原点”を再び思い出すことができました。

AIがナビゲーターとして支えてくれたことで、
複雑な手順を迷わず進められ、
思考も整理されたままアウトプットに集中できた。
結果的に、「自分の手で作る楽しさ」と
「AIが支える効率」の両方を味わうことができました。

少し先になりますが、機能改修なども進めていきたいと思っています。

次回は、デザインツール「Canva」を使って
サイトのアイキャッチや構成を整える工程に進みます。
コードではなく、“ビジュアル”で表現する挑戦です。


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